
私はこの一年、夢の中にいたようでした。毎日が新しいことの発見で、高校2 年生にしてこんな体験が出来るなんて自分はなんて恵まれているのだろうと思いました。もちろん、毎日が全部楽しくて最高なんてわけではありませんでした。最初は、ろくに英語もしゃべれず、友達とのコミュニケーションに苦戦、なかなか思っていることを伝えることができませんでした。一年の間親元を離れ、言語が異なる人達と共に暮らすことにより見えてくることも多々ありました。自分の家族や周りの人達がどれだけ私のことを考えてくれているかということに気付くこともできました。

ホストファミリーが私のために洗濯をしてくれたり、食事を用意してくれたりとか、そういう日々の何気ないことに感謝をしないといけないということを学びました。留学するということはただ単に語学力の向上のためだとばかり思っていましたが、それ以上に自分を見つめ直し、こういった日々の出来事に感謝出来るようになったことが、留学において自分が一番成長出来た点であると私は思います。

そして、ニュージーランドで出来た友達は私の一生の宝物になりました。帰国して早3日経ちましたが、未だに自分が日本にいる実感がなく I feel like something missing… しかし、私はそれが何か分かっています。それはニュージーランドの生活や友達全てだと思います。私の心はすっかり穴があいてしまい、何かで埋めようと思っても埋めきれない、そんな感じです。1年間色々あったけど、本当にとても充実していたと思います。
この思いを言い換えると、留学を決断した私自身もすごいと思うのです。大きな決心であり、不安もあったけれども何かこのままではいけない、成長しないといけないそういう強い気持ちで留学を決めたのではないかと振り返っています。
私は自分のこのような経験を通して、みんなにも留学を勧めたいと思っています。それは、すごい勇気がいるし、大きな人生の岐路になると思いますが、本当に自身が頑張ってきたなら、帰国してから留学の経験はとても価値あるものだと思えるからです。私の場合は、帰国が近づくにつれ、ニュージーランドの人達ともっと一緒にずっといたいと思う気持ちになったのはもちろんですが、日本のお母さんお父さんに自分の成長した姿を見せたいと思う気持ちも強くなりました。1年間は本当に長いようで短いです。私が後輩に伝えたいのは後悔しないよう1年という時間を無駄にせず一生懸命頑張ってほしいということです。

留学は私の人生や生き方を変えてくれました。今はまだ、ニュージーランドに帰りたくて仕方がない自分ですが、ここからどうこの留学経験を生かすことが出来るのかが自分に問われることになると思います。
皆に将来、涼太は高校2年生時にWYSで留学して、すごーく成長して大きな人間になったと言われるように頑張っていきたいです。これからも前進し続けて行こうと強く思っています。
I will never forget this experience and also host family と私に関わってくれた人達、中でも私のbest friendsたち Jaycob, Nare, William and Taniaそして最後にこの1年間私を支えて下さったWYSの皆さんに心から感謝したいと思います。
Thank you!
