小学校からの夢であった“留学”は、私にとってやりとげたという満足感と、いろいろな経験は大切な大切な宝物になりました。楽しい事も数えきれないほどありましたが、苦しい時、辛い時、帰りたいと思ったこともありました。
それは今まで経験したことがなかった事ばかりでしたが、留学したからこそ学べた大切なものだったように思います。
アメリカに到着し、パスポートを渡す時2つ質問をされました。What is your school’s name? と Where are you going to? 緊張と頭の混乱で何も言う事ができませんでした。このままでやっていけるのかなあと不安が高まり、来た直後に“もう帰りたい”と正直涙がでそうになりました。
カウンセラーのSusanさんが、これからの事について話をしてくれましたが、何回も何回もWhat do you mean? , Could you tell me again? , What does the word mean? など聞いてばかりでした。ホストファミリーと会い、思った以上に背が高く、しっかりとした体で私の家族と全然違う、どうしようと考えてばかりでした。初めて夕食をホストファミリーと一緒に食べた時、私の耳は右から左で会話は頭に何も入ってきませんでした。
しかし、だんだんと日がたち、学校も始まり、友達もでき、話す時間、聞く時間が多くなるにつれて、理解ができ話す回数も徐々に多くなってきました。今まで頭に入ってこなかった会話が自分のものになると同時に何もかも楽しくなってきて、もっと英語を勉強したい、もっと話をしたいと思えるようになりました。
私のホストファミリーはいつでも何をしたいか聞いてくれました。たくさんいろんなところに連れて行ってもらいました。中でも、野球場は留学をする前から一度行きたかった場所でした。私は野球を見るのが好きなので、感動のあまり少し涙がでてしまいました。ちょうど私の誕生日の日で、ホストファミリーが私のために計画をしてくれて、誕生日プレゼントと言って連れて行ってもらいました。思い出にと、かわいい野球のくまのぬいぐるみももらい、感謝そして喜びでいっぱいでした。勉強で困っていた時、夜遅くてもいつも助けてくれて、優しいなあ、本当にこの家族と出会えてよかったと心から思いました。日本にもすごい興味を持ってくれて、“絶対に日本へ遊びに行く、茜に会いに行くから”と言ってくれています。4月頃と聞いているので楽しみでいっぱいです。
留学ができたのはみんなの応援と支えがあったからです。自分が成長できたのも家族や私にかかわってくれたすべての人の助けがあったからだと思っています。本当に感謝しています。この留学の経験を生かして、大学、将来につなげていきます。カウンセラーのSusanさん、そしてSusanさんのだんなさんにも最後の最後まで助けていただき、また本当に優しくしていただきました。しっかりと話を聞いてくれたり、夕ごはんを一緒に食べたりといい時間を過ごすことができました。Susanさんに会えた事、うれしく思っています。WYSのみなさん、私は安心してアメリカへ行き、安心して留学生活を終え、安心して帰国をすることができました。これはWYSの皆さんのサポートがあったからです。ありがとうございました。