
日本に来てから、私は今まで気にしていなかったたくさんの文化の違いがあるというということを学びました。また、学校で他の海外からの交換留学生達と会った時にも、私達はみんな違うということを感じました。
私は日本でたくさんの事を学び、それは私がいかにいろいろなことを知らなかったか、そして今も依然としてこんなに知らないことが多くあるのかということを気づかせてくれました。

また、他の人がやっていることが正しいのか、あるいは間違っているのかどうかを、軽はずみに言うことができないということも学びました。何かを判断する時には、物事を側面だけではなくいろいろな視点から見なければならないことも学びました。
日本での体験を通して、日本語を学ぶことはもちろん大切な目的でありましたがが、私自身はこの交流プログラムに参加出来たことの方がもっと価値があったと思います。それは言葉だけでなく、様々な交流を通して、自分達の限界、弱さ、強さ、何を変えるべきかを学び、そして自分を変えることによってどれだけ良くなれるかを学んだからです。

この経験を通して、そういうことを学べた自分を私は誇りに思っています。日本では「謝る」ということを学びましたが、同時に自分が正しいと思ったことをどう伝えることが出来るかも学びました。また、日々の生活の些細なことにも感謝すべきであるということも学びました。
私は、これまで食事が与えられること、自分自身の部屋があること、プライバシーがあることが当たり前になっていましたが、この交換留学では、それはホストファミリーよって提供されていることに気がつきました。
それは、これまで自分と関わりがない人達に提供してもらっているというところに大きな意義があるのだと思います。このことに気付けたことは私へのすばらしい贈物であったと思います。学校では、空手を学びましたが、それは技だけでなく、マナーや規律などを通して、私がどのように感情やストレスと冷静な方法で対処するかを教えてくれました。
また、クラスやクラブ活動でのグループ活動は、孤独を感じず、いろいろなことを早く学ぶよい方法であるということを教えてくれた。もし私のクラスメイトと空手がなかったら、私はこんなにも上手に日本語を話せていなかったでしょう。また、日本での体験は、イタリアにいる時には理解が出来なかった伝統や忍耐の価値についても教えてくれたと思います。
いろいろなことを学ばせたくれた日本での体験に有難う!
