グルノーブル紹介編~Report on France①~

2020年度フランス交換留学生K.Hさんからのフランス便り第1弾

私はフランスの中心部パリから遠く離れたグルノーブルという小さな町に留学しています。
グルノーブルはフランス南東部に位置しておりイゼール県の県庁所在地です。小さいけれど、自然豊かなグルノーブルについて紹介していきます!

~ 人口 ~

158346人

~ 面積 ~

18,13k㎡

38と書いてある県です!

~ 地理 ~

アルプス山脈の麓、イゼール川沿いに位置し、周囲を大きな岩石で囲まれています。山の頂にはもちろん足で登ることも出来るのですが、下の画像のようにロープウェイを使うことも出来ます。

~気候~

夏は暖かく、冬は非常に寒いです。
ケッペンの気候区分によると温暖に分類されます。しかし、日本と比べるととても寒いです。山頂には雪が積もっているのが見えます。

~ 人種 ~

フランスは移民の国と言われるだけあって日本人のように同じ見た目の人は誰1人としていません。バスや電車の中には、黒人やアラブ系の人、アジア系の人、白人と言われる人で沢山です。髪の色も目の色も肌の色も1人1人違います。

~文化~

グルノーブルは芸術、技術、スポーツの3つの分野でとても優れています。

1.Art

スタンダール、デベール、ハッシュ、エベールなどの作家や芸術科の出身地で知られています。グルノーブルには美術館が2つあります。グルノーブル美術館には13世紀から21世紀まで幅広い時代の作品が展示されています。またダフィノア美術館では人々の生活様式や素晴らしい教会を見学することが出来ます。
下の写真はノートルダム広場とライオンの泉です。町を歩いていると沢山の歴史的建造物を見ることが出来ます。

2.Sport

アルプス山脈の麓ということだけあり、周辺に多くのスキー場やスケート場があります。冬になるとヨーロッパ各国から多くの人がウィンタースポーツをする為に訪れる場所でもあります。また、スポーツ大会も盛んで、今年の11月にスケートのフランス大会がグルノーブルで開催される予定でしたがコロナの影響で中止になりました。
1968年には、第10回冬季オリンピックの開催地にも選ばれました。

3.Technology

グルノーブルは9つの工学学校や原子力センターがあり、研究が盛んです。約63500人の学生及び約23500人の研究者が集まり、労働人口の28%をエンジニアと管理職が占めています。さらに毎年、350件の特許が出願され、1600件以上の論文が発表されています。特に新技術(シンクロトロン、MINATEC、LETI)に重点を置いています。

私はグルノーブルのSaintBrunoという場所に住んでいます。バス停や電車の駅が歩いてすぐ近くにあり、とても交通の便が良い地域です。また、横に大きな教会があり、朝と夜に鐘がなります。今はロックダウンで遠くにいけませんが、解除されたら、グルノーブルを探検してみたいです!